こんにちは、宮地楽器RPM シンセサイザー担当のOです。
今回は、先日当店での販売を開始したヴァーチャル・アナログ・ポリフォニック・シンセサイザー「VONGON/REPLAY」について解説いたします。

非常に質の良いサウンドと、オリジナリティあるデザインが魅力の製品ですので、是非チェックください!

「VONGON/REPLAY」とは

VONGON は2020年にカリフォルニア州で設立された小さなエフェクター/シンセサイザーメーカーです。 ユニークでレトロな美しさと、高品質でモダンな技術を兼ね備えた製品たちが魅了です。

1970年代のデジタルサウンドにインスパイアされたステレオ・リバーブとビブラートのコンビネーションペダル「Ultrasheer」
1970年代の初期デジタル・ディレイにインスパイアされたステレオ・エコー&ループ・ペダル「Polyphrase」
シンプルさと柔軟性を重視して設計された、ADエンベロープ・ジェネレーターを備えたアナログ・ローパス・フィルター「Paragraphs」
といった、ユニークなギターペダルで知られていました。

 

そんな VONGON が、1980年代初期のサウンドにインスパイアされたマルチモード・アルペジエーター搭載のポリフォニック・シンセサイザー「REPLAY」を新たに開発し、大きな話題となりました。

REPLAY は、1980年代初期のRoland JunoとKorg Polysixにインスパイアされた、マルチモード・アルペジエーター搭載のポリフォニック・シンセサイザーです。現代性と多機能なフォルムを活かしながら、ヴィンテージ・キャラクターを体現するようデザインされています。

アナログ回路の有機的なレスポンスをエミュレートする6ボイスのバーチャル・アナログ・サウンド・エンジンが搭載されており、リッチなパッドや躍動感あふれるリードから、キレのあるアルペジオやディープなサブベース・トーンまで、多彩なサウンドを作り出すことができます。

22の専用サウンド・コントロールと純正Cherry MXキーの2.5オクターブ・キーボードを備えたスリムなフットプリントを備えている他、3.5mmジャックとUSB接続によるフルMIDI I/Oで、様々なセットアップにシームレスに統合します。

さらに、Replayにはユーザーフレンドリーなウェブ・インターフェースが用意されており。プリセットの管理、拡張パラメーターへのアクセス、最新のファームウェア・アップデートのダウンロードなどが可能です。

※OSCやLFOの波形、GLIDE等も設定可能。そのほか、MIDI Ch や TRS MIDI のタイプ(A or B)まで設定可能。一部の設定は「ALT」ボタンを押しながらキーボードを押すことで本体単体からでも設定が可能です。

 

シンプルな機能やデザインでありながら、しっかりと音も作り込める仕組みとなっており、楽器として非常にバランスのいい製品になっていると感じます!

実際に弾いてみた!

RPM店頭にて REPLAY を実際に弾いてみました!

キラキラしたサウンドで、往年のアナログシンセサイザーを彷彿とさせますね!
ローパスフィルターの効きも滑らかで美しく、使いやすい印象です!

複数のオシレーターを混ぜたりすることは出来ませんが、そういった制限がかえって本製品の高品質なサウンドを際立たせています。

左端の「LFO」セクションにある「RATE」と「DERAY」フェーダーを少し上げ、隣の「OSC」セクションの「LFO」ノブでLFOの適応量を少量上げてあげると、ボイスの立ち上がりから少し遅れてピッチが僅かに揺れて混ざり、非常に気持ちの良い音になります。おすすめの設定ですので是非お試しください!

アルペジエーターはレンジを3オクターブまで設定でき、タイプは「UP/DOWN」「ORDER」「RANDOM」の3つから選択できます。

店頭展示機の他機材と一緒にセッションをしてみました!
Elektron/Digitone から REPLAY へシーケンスを送り、Analog Heat +FX でエフェクトをかけています。
ビートは同じく Elektron の Syntakt で作り、同期させて重ねています。

REPLAY のアナログライクなサウンドが Syntakt のアナログキックとよく馴染みますね!

まとめ

いかがでしたでしょうか!
VONGON/REPLAY は非常に優れたサウンドとシンプルで使いやすいデザインが組み合わさった、高品質なヴァーチャル・アナログ・ポリフォニック・シンセサイザーです。
音楽制作にはもちろん、コンパクトで可搬性にも優れているためライブなどでも活躍しそうですね!

RPM店頭に展示機もございますので、是非お試しください!

<モニタールームでの試奏について>

楽器を購入する際は、事前にサウンドや使用感を入念にチェックしたいものですが、シンセサイザーの場合はそういった環境がなかなかありませんよね。
宮地楽器RPMでは、「シンセサイザー ガチ試奏」と題し、ハイエンドな再生環境が整った「モニタールーム」での高音質・大音量なシンセサイザーの試奏のご機会を提供いたします。

ライブパフォーマンスを想定して大音量でサウンドをチェックしてみたり、モニタースピーカーを通した試奏で製作時の使い心地を確認してみたり、より実践的環境で試奏を行いたい方におすすめです。

◎ご利用料金
無料

◎ご利用について
・店頭での試奏はいつでも可能です。

・スピーカールームでの試奏を希望されるお客様は店頭スタッフへお申しつけください。
※他のお客様のご予約などにより、当日のスピーカールーム試奏のご希望をお受けできない場合がございます。
スピーカールーム試奏をご希望の際は、事前にご予約フォームよりご予約いただくことをおすすめいたします。

・完全撤収は18:00となり、以降の延長はできません。余裕を持ったご利用をおすすめいたします。

◎ご予約・ご利用についての注意事項
・スピーカールームでの試奏予約をご希望の方は必ず前日までに、予約フォームまたはお電話にてご予約ください。
・スタジオ内での飲食は禁止です。
・スタジオの同時利用は、3名様までとさせていただきます。

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