ミックスウェーブ株式会社の長岡と申します!この企画の話を頂いた際、自身の経験に基づきながら、他社製品も合わせてチョイスしてみました!  

<どんな人にお薦め?> 

500シリーズのスロットを埋めたい人 !

<製品3モジュール> 

TK Audio / M/S Blender 500 

Looptrotter / SAT500 

API / 565 Filter Bank  

<この組み合わせを選んだ理由!>

まず500シリーズはコンパクトで、様々なメーカーが多種多様な機種をリリースしています。 

対象は、マイクプリ等やDI等、機材は一通りお持ちの方。その上で、 

・実務で使える。 

・得られる効果が高い 

・音色、サウンドメイキングの幅が広い 

・とはいえアナログ段階でサージカルな問題に対応できるツールが欲しい  

TK Audio M/S Blender 500はそんな機種で存分に楽しみながら、より良いサウンドを得るためのルーティングモジュールとして 

LoopTrotterのSAT500はアナログサチュレーションを得られる万能ユニット

Api565 Filter Bankはそんな2機種やすでにお持ちの機材と組み合わせであとちょっとの一押しサポートができるが、その調整幅が広い万能モジュールとして

ご紹介させていただきます! 

 

TK Audio M/S Blender 500 

以前TK Audioは19インチラックでS-Blenderという小さなマスタリングコンソールを販売していたのですが、当時はその多機能性理由でそこまで浸透しなかったという記憶があります。意外と、そういったところに一日の長があるブランドなんです。

今回、シンプルで音が良く、コンパクトなDry/Wetモジュールのみの機能性をもったものを探していた時に、ドンピシャでした!

モードにより、ステレオor M/SでDry/Wetが可能。フロントの端子から入出力にアクセスが可能。シンプルかつ最小限。 

MidとSideで550bSSL UltraVioletのようなキャラクターが強く、パラメーターがある程度FixされるEQをインサートしたり、api529のようなステレオコンプレッサーをインサートしたり。サチュレーションだと弊社取り扱いのLooptrotter SAT500や、他の代理店さんですがElysiaのKaracter500も良いですね。この2機種はWet/Dryがありますが、M/S Blender等、機能特化した専用機で処理した方が音質は良い気がします。

そこからさらにDry/Wetのパラレルで追い込めるのが、本当に便利です。何より、フロントに入出力があることで差替えが非常に簡単なので、パッチベイの無いホームレコーディングスタジオでは様々な機材との接続をすぐに試せます。

Mono運用だと、DIとアンプの音を混ぜたり、様々な機材と組み合わてパラレル処理したい。ラインRecであると本当に多くのサウンドが作れます。TK Audio M/S Blender 500 はヘッドルームも高いので、個人的にはベースでGermaniumPreをブーストして、DIと混ぜるのがおすすめですね!

500シリーズにルーティング系のモジュールをインサートしておくと、非常に幅が広がりますよ。位相には気を使ってくださいね! 

最高峰を求める方には、弊社取り扱いのVSM-3を一押ししておきます。Another Levelというやつになります。価格もAnother Levelです苦笑

 

Looptrotter SAT500 

ラックVerは、Plugin Allianceでもプラグインがリリースされていますね。その500シリーズVerです。 

このユニットは本当に秀逸です。過激なキャラクターではありませんが、ナチュラルかつスムースにRMSレベルを引き上げます。Dry/Wetでパラレル運用も一台で可能です。 

特徴的なのは、High Smoothですかね。サチュレーション回路前段でブーストして、後段でゲインを下げます。トップエンドを整えながら、独特の倍音を加えるので、キンキンにならないです。ドラムやアコギももちろんですが、特にボーカルとの相性が良いですね。合わせてご紹介させていただいたTK Audio M/S Blender 500でEQも組み合わせれば、洋楽で聞けるようなハイエンドの情報が多いのに、しっかりとボトムのあるサウンドメイキングが簡単です。

上記のようなサチュレーションでダイナミクスをある程度整理させた音をOTT(Ableton Live or Xfer Records)に入れると、ドラムもボーカルも非常にワイドで迫力のあるサウンドになるので、一度試してみてください(ミッドレンジのゲインと、upward側の制御がポイントです。かけすぎ厳禁) 

LO SAFEスイッチもよく使います。 

私はSSL Xdeskをサミングするだけユニットとして使っていますが、SSLにはΣスイッチがあります。これを用いると、Mixバスにインサート回路を加算することが出来るのですが、これで2MixにSAT500の音を足すと、ダイナミクスを保ちながら、ハイがシャリシャリすることなく全体の押し出しを強く出せるのですが、LRに強い低域エネルギーを持つ楽器(タムやシンセベース等)がある場合にローが歪む時があります。その時はこれを入れると、サチュレーション感を保ったまま、低域の歪を減らせますので、ローにパンチがありながら、潰れることなく、ミッドからハイまでぐっと豊かなサウンドが得られます。 

Xdeskが無くてもTK Audio M/S Blender 500があれば実現可能ですね笑!しかもMS機能付き!! 

 

Api565 Filter Bank 

とにかく人気がありません。入社6年目にさしかかるのに、販売した経験がありません。

私は非常に便利ですぐ購入しました。これはマニアックでニッチなものが好きな人向けです笑。 

ローパスとハイパスをかけても嫌味が無く、音決めがスパッと出来るので、コンソールのフィルターを触っているような感覚です。NotchQは効果的に使えば、例えば部屋鳴の影響が大きい楽器(ボーカル、アコギ)で1か所問題となる箇所を処理する際に非常に重宝します。これをするだけで、音抜けが大きく改善され、後処理が楽になります。 

フィルターはジェントルな-6dBスロープと-12dBが選択できることもポイント。特にフィルター系はプラグインとアナログでは質感が異なるので、選択肢の一つとして持っておいて損は無いと思います。 

SAT500等のサチュレーションユニットとの組み合わせが秀逸です。ローパス、ハイパス、ノッチを駆使して、「ミッドレンジやハイだけ歪ませたい。」等がフィルターでスピーディーに行えます。ノッチの有用性は、MDWEQ6のスネアでデモをしているYoutubeが役に立ちます。高性能なノッチは1部分をカットするだけで、ローエンドを出したり、様々なサウンドコントロールが可能です。 

https://www.youtube.com/watch?v=QwuQmHTemK4 

そうやって作ったSAT500のサチュレーションをTK Audio M/S Blender 500でWet/Dryで混ぜると・・・?Done! 

2520オペアンプとトランスによるapi特有のキャラクターも付加されるので、通すだけ運用もオススメです。

無くても良いが、1本あるといろいろ便利。そんなモジュールです。販売体験得たいです。ご購入、お待ちしております! 

ミックスウェーブ株式会社様について

API や Amphion、Prism Sound をはじめとしたプロオーディオ機器の他、Unique Melody や Campfire Audio などのコンシューマーオーディオ機器を取り扱いしている、国内代理店でございます。

ホームページはこちら https://www.mixwave.co.jp/

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