【初心者DTMer必見!】ぶっちゃけDTM用ヘッドフォンって必要なの?

【目次】(クリックでトピックにジャンプできます。)
1.はじめに
「DTMを始めたいけれど、DTM用のヘッドフォンって必要なの?」
機材について調べていると、このような疑問にぶつかることがあります。
かくいう私も、高校生でDTMを始めた時は100均のイヤホンで制作をしていた時に、
「そいやプロの人っていつもでっかいヘッドフォンつけてるよな?あれいるのか?」
と考えていたこともありました。
DTM用のヘッドフォンは通称”モニターヘッドフォン”と呼ばれています。
そもそもモニターヘッドフォンとは、音楽制作時に音を正確に確認するためのヘッドフォンです。
しかし、初心者の方にとっては「普通のヘッドフォンと何が違うの?」「今使っているイヤホンではダメなの?」と感じるかもしれません。
そこでこの記事では、
・モニターヘッドフォンの基本的な役割
・初心者が購入を検討するべきかどうか
・初心者にオススメのモニターヘッドフォン
まで、わかりやすく解説していきます。
ぜひ、お付き合いくださいませ✨
2.モニターヘッドフォンについて

モニターヘッドフォンが必要かどうかを考える前に、まずはモニターヘッドフォンがどのようなものなのかを簡単におさらいしておきましょう。
まず、モニターヘッドフォンと一般的なリスニング用ヘッドフォンには目的の違いがあります。
モニターヘッドフォンは、サウンドを正確に聴き分けることを目的として設計されています。そのため、音の形や長さ、広がり方などをできる限り制作した状態のまま再現し、音源の細かな変化や問題点を把握しやすくなっています。
一方、リスニング用ヘッドフォンは、音楽を楽しく聴くことを目的として設計されています。低音を強調したり、音場を広く感じさせたりと、リスナーがより臨場感や迫力を感じられるような音作りが施されている場合があります。

また、ヘッドフォンには大きく分けて「密閉型」と「開放型」の2種類があります。
密閉型ヘッドフォンは、耳を覆う部分の外側(ハウジング)が塞がれている構造になっており、音漏れが少なく、周囲の音も入り込みにくいのが特徴です。
特に、レコーディングの場合は音漏れした曲をマイクが拾ってしまうので、この場合は密閉型ヘッドフォンは「必須」になります。
開放型ヘッドフォンは、ハウジングが開放された構造になっており、音漏れはしやすいものの、より自然で広がりのある音を感じやすいという特徴があります。
それぞれにメリット・デメリットがあり、用途によって向いている場面も異なります。
なお、密閉型・開放型ヘッドフォンの特徴やヘッドフォンについての詳しい説明は、別の記事で詳しく解説していますので、気になる方はそちらも参考にしてみてください。
のすけ流!/はじめての作曲 Vol.2(ヘッドホン基礎編)
https://rpm.miyaji.co.jp/review/6184/
3.結論
結論から言うと、「音楽制作に本気で取り組みたい人は必要」です。
もしあなたが
・これから良い音楽を作っていきたい
・ミックスや音作りの精度を少しでも上げて、楽曲のクオリティを向上させたい
・将来的には音楽で生計を立てたい
と考えているのであれば、モニターヘッドフォンは持っておくべき機材です。
一方で、
・趣味として気軽に楽しめれば十分
・とりあえず作曲や編曲ができれば満足
・音楽制作そのものを楽しみたい
という方は、今お手持ちのイヤホン・ヘッドフォンでもDTMをすることはできます。
これは持論になるのですが…
私は、自分が「楽しい」と思えることが本望だと思っておりますので、「音作りや自分のクオリティをひたすら追い求めること」を楽しいと感じれる人もいれば、「音楽がずっと好きで、自由に好きな曲を作ること」を楽しいと感じる人もいます。
そのため、「絶対に必要」とは言い切れません。
音楽制作を本気で続けていきたい、将来的にはより高いクオリティの作品を作りたいと考えているのであれば、モニターヘッドフォンは早い段階で導入しておいて損のない機材だといえるでしょう。
4.なんでモニターヘッドフォンが必要なの?
2の記事でも軽く書きましたが、
モニターヘッドフォンの強みは「音を正確に判断することに長けている」ということです。
DTMにおいて大切なことは「音の問題点を見つけて、リスナーに正しく音楽を届けること」です。
例えば、重低音が強調してあるリスニングヘッドフォンでミックスをするとします。
「ここのベースの音、少し大きいかも….」
と判断して、音量を下げました。
しかし実際には、リスニングヘッドフォンが低音を強調してくれていたから大きくなっていたのであって、スマホのスピーカーなど、他の環境で再生するといわゆる「スカスカ」な曲になってしまいます。
DTMerが一度は体験するあるあるだと思います(笑)
モニターヘッドフォンは、こうした余計な味付けをできるだけ排除し、録音された音をそのまま再生することを目的に設計されているんです!
つまり、モニターヘッドフォンの役割は「良い音で聴くこと」ではありません。
「音の問題点を発見し、正しいミックス判断をすること」です。
だからこそ、多くのDTMerやレコーディングエンジニアがモニターヘッドフォンを使用しています。
また、実際に曲を聴く人は
・スマホのスピーカー
・車
・AirpodsなどのBluetoothイヤホン
などで聴いています。
そのため、「自分だけ楽しく気持ちよく聞くこと」が大事なのではなく、
「どんな環境で再生しても違和感のない楽曲を作ること」が大切です。
だからこそ、ミックスやマスタリングを行うDTMerにとって重要な存在なのです。
5.おすすめの機種をご紹介!
ここからは、実際のプロの機材を取り扱っている店舗スタッフが、オススメのモニターヘッドフォンを価格帯別にご紹介します!
今回は、
・DTM用途で使う
・音の判断がしやすい
・長く運用できる
の3点に注目してご紹介!
(画像クリックで製品ページにジャンプします。)
【1万円〜3万円付近】
1.beyerdynamic / DT 270 PRO
この価格帯の中ではトップクラスで低音の輪郭がよく見えるモニターヘッドフォンです!
でもって他の帯域もかなりしっかり聞こえ、密閉型なのでレコーディングにも使用でき、USB-C to ミニステレオの変換プラグもついているので持ち運びも可能と、至れり尽くせり。
「あの有名なソニーの900STじゃだめなの?」
となった方もいると思いますが、「SONY / MDR-CD900ST」は、今でもスタジオで使われている超定番機材で、非常に軽くメンテナンス性が非常に高くて現場ではかなり重宝されているモニターヘッドフォンです。
ですが型が少し古いこともあり、現代の音楽制作にメインで使用するとなると、少し物足りなくなってしまうかもしれません。
現代では、基本的に「低音がしっかりと出てくれる」ことが求められています。
つまり低音がしっかりと聞き取れることが、現代のDTMerにとっては特に必要なのです!
今、最初の1本として持つとしたら、この子がおすすめです。
【4万円~6万円付近】
2.beyerdynamic / DT 770 PRO X
beyerdynamic /DT 990 PRO X
またまたbeyerdynamic社のモニターヘッドフォンで恐縮です…。
DT770PROXが、「密閉型」
DT990PROXが、「開放型」
のヘッドフォンです。店頭でもかなりご試聴希望が多い機種ですね〜。
こちらは用途によって買い分けることがオススメです!
自宅で歌って自身で曲を作る方は「DT 770 PRO X」、
楽曲だけを専門で作ったり、ミックスも全て一人で行う方は「DT 990 PRO X」を選びましょう!
どちらも「DT 270 PRO」の音がこごもった感じが減り、左右の広がりや奥行きがわかりやすくなっています。もちろん低音の見やすさは健在です。
ご予算に余裕がある方はこの子がかなりオススメです。
【6万円~10万円台】
この価格帯になると、役割がはっきりとしている機種が多くなりますので、ご参考までにご覧いただけますと幸いです!
3.TAGO STUDIO / TAGO STUDIO T3-01
群馬県高崎市にある「TAGO STUDIO」のモニターヘッドフォンです。
・軽い
・ボーカルの声が非常に繊細に聞き取りやすいナチュラルなサウンド
・密閉型でレコーディングに使用できる
・密閉型なのに開放感のような音場の広さ
という特徴を持っており、「歌録りしつつミックスも自分でする人はこれ1本でいいんじゃないか?」と言えるほどのクオリティの製品です。
徐々にスタジオの定番にもなりつつある、メンテナンス性も高い製品となっています。
4.Audeze / MM-100
アメリカの「Audeze」というメーカーが作った開放型モニターヘッドフォンです。
このヘッドフォンのポイントはなんと言っても「低音の解像度の高さ」と「音場の広さ」。
Audeze社が得意な平面磁界ドライバーによるスピーカーと遜色ないサウンドが魅力です。
実際に、「実家でDTMしているからスピーカーを鳴らせない」というお客様から非常に高評価を得ています!
家で使用できるレベルでは最高クラスに質の高いモニターヘッドフォンです。
6.終わりに
いかがでしたでしょうか?
ここまで、初心者DTMerにモニターヘッドフォンが必要かどうかについて解説してきました。
モニターヘッドフォンは、音を正確に確認しながら音楽制作を行いたい方や、ミックス・マスタリングのクオリティを向上させたい方は持っておくべきオススメの機材です。
・「でも、実際の装着感や音ってネット上だとわからないから不安…」
・「実際に聞いてから、自分に何が必要かを見極めたい!」
とお考えの方は、ぜひ宮地楽器RPMに来店してみませんか?

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それではまた次回の記事でお会いしましょう。
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