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【WTG】素材の音を聴くセンサー型マイク – LeafAudio 取り扱い開始!

初めまして! 宮地楽器RPM新人のYHです。
今回は、RPMにて新しく取り扱いを始めるマイクブランド、「LeafAudio」をご紹介いたします!
「LeafAudio」のマイクはどれも、素材に直接取り付けて使うセンサーのようなマイクで、通常のマイクでは拾えないサウンドを捉える、という興味深いコンセプトのマイクです。
フィールドレコーディングや、フォーリー(効果音)、もちろん楽器収音など、アイディア次第で様々な使い方ができます!!!
ドイツ発! 素材の音を聴くマイクブランド「LeafAudio」
「LeafAudio」はドイツ・ライプツィヒを拠点に、フィールドレコーディング、サウンドデザイン、音楽制作などのためのツールを開発しているメーカーです。
「LeafAudio」を理解する上で重要なキーワードが、 “Body Sound” と “Capture the Unheard” です。
一般的なマイクは、空気中を伝わる音波を捉えます。一方、「LeafAudio」が提案するのは、音が発生した物体そのものの振動を捉えるという、少し異なる視点です。
「LeafAudio」のマイクは、木、金属、植物、土、機械、建物など、普段は “音源” として意識することのないものに取り付けることで、空気を介した通常の録音では捉えにくい、素材内部の振動や微細な質感を音として取り出すことができます。
つまり「LeafAudio」が目を向けているのは、私たちが普段 “音” として聞いているものだけではありません。
〜今まで耳を傾けていなかった、素材そのものが持つ音に着目する〜
それが、「LeafAudio」の製品に共通するコンセプトです。
「Contact Microphone」&「Geophone」〜代表2製品を紹介!〜
■Contact Microphone
「Contact Microphone」は、アコースティックギターのピックアップなどによく使われる、コンタクトピエゾマイクの一種です。
通常のマイクが空気の振動を捉えるのに対して、「Contact Microphone」は物体に直接取り付け、その物体を伝わる振動を電気信号へ変換します。
「Contact Microphone」の特筆すべき点は、さまざまな場所・素材に取り付けて使用できることです。マグネットで取り付けるためのアタッチメントやゴムバンドが付属しており、さまざまな形状の物体に対応できます。
マグネットのアタッチメントを使用すれば、金属面であれば側面や天面など、通常のマイクスタンドでは設置が難しい場所にも取り付けることが可能です。
また、ゴムバンドを使えば、円柱状のものなど、マグネットだけでは固定できない形状の物体にも取り付けることができます。

さらに、 “Probe Mechanism” という、針状のアタッチメントも付属しています。
これを取り付けることで、土や柔らかい素材などに直接突き刺して使用することができ、表面だけではなく、素材の内部を伝わる振動を捉えることができます。

さらにさらに、別売りのパテを使用することで、上記設置方法と異なり直接接着することも可能です。
このように、「Contact Microphone」を使うことで、例えば植物や地面を伝わる微細な振動、金属や木材を叩いたときの振動、機械の動作によって発生する振動など、通常のマイクとは異なる視点から音を収録することができます。
「Contact Microphone」には以下の2モデルのご用意がございます。
・「Contact Microphone 6.3mm TS Connector 2.0m」(一般的な標準フォンサイズのTSプラグ搭載)
・「Contact Microphone 3.5mm TS Connector 2.0m 」(3.5mmTSプラグ)
■Geophone
「Geophone」は、低い周波数帯域の振動を捉えることに特化したセンサー型マイクです。
もともと地球物理学などで使用されている、地面や構造物の振動を捉えるセンサーをベースに開発されており、地響きのような低い振動を収音することができます。
やはり特徴的なのが、その低域への対応力です。
「Geophone L」は15Hz~、「Geophone S」は28Hz~の周波数に対応。通常のマイクでは拾うことのできない、素材や地面、機械などに発生する低周波の振動を捉えることができます。
「Contact Microphone」がさまざまな物体の振動を幅広く捉えるのに対し、「Geophone」はその中でもより低い振動にフォーカスしたツールです。
そして、個人的に「Geophone」の特筆すべきポイントだと感じるのが、低域に特化したマイクでありながら、トランジェントが非常に明瞭なことです。
低音域に特化した振動センサー型マイクと聞くと、一般的には「ブーン」と長く響くような音をイメージするかもしれません。
しかし「Geophone」は、そうした低域の振動であっても、素材の動きに対してタイトに反応します。
低域を誇張する訳ではなく、素材が持つ本来の低音が拾えると感じます。
「Geophone」には「L」と「S」の2モデルがラインナップされています。
「Geophone L」は15Hz~、「Geophone S」28Hz~の周波数に対応しており、Lの方がより低い帯域までカバーします。
しかし、人間の可聴域が20Hzほど〜ということを考えると、「Geophone S」も十分低い帯域をカバーしていると思います。
また、「S」は「L」よりもサイズが少し小さくより軽いため、狭い場所や製品の重さが問題になりうるような設置方法では「S」の方が有利な場合もあるかもしれません。
「Contact Microphone」と「Geophone」の組み合わせ
「Contact Microphone」と「Geophone」は組み合わせて使うことで最高のサウンドを得ることができます。
「Geophone」が震えるような響きを、「Contact Microphone」がそれを補い、全体域にわたってダイレクトな録音が可能です。
(当店で販売する製品のバージョンとは一部使用が異なります)
また、通常のコンデンサーマイクなどと組み合わせるのもオススメです。
今までのセオリー通りの手法に「LeafAudio」のマイクをプラスすることで、音のダイレクトさや低域の迫力を補うことができます。
次の章にて私も通常のマイクと組み合わせて動画を撮影しています!
ぜひチェックしてください!
LeafAudioを実際に使ってみた
私、スタッフYHが思いついた使い方で、いくつか音を撮ってみました!
今回は全ての音声において「TASCAM/Portacapture X8」を使用し、各マイクを直接スマホと接続して、動画と同時に音声も収録しました。
「TASCAM/Portacapture X8」は内蔵のステレオマイクに加えて、4つのXLR/TRSコンボジャックを装備しています。
動画では、「Contact Microphone 6.3mm TS Connector 2.0m」(以下Contact Microphone 6.3mmモデルと呼称)と「Geophone S」、またはこれら2つに加えて内蔵マイクの音を、それぞれ同じくらいのレベルで混ぜています。
心音の録音では「Geophone S」のみを使用しています。

■雨音
当店で看板として使用している譜面台に「Contact Microphone 6.3mmモデル」と「Geophone S」をマグネットのアタッチメントで取り付けて、そこに当たる雨粒の音を撮ってみました。
この日はかなり激しい雨が降っており、大きな雨粒が絶え間なく当たっております。
いかがでしょう?豪雨の様子が伝わるような、迫力ある音が撮れていると思います。
動画後半の「Contact Microphone 6.3mmモデル」と「Geophone S」のみの音を聞くと、小気味よく、かつ迫力をもって雨粒が譜面台に当たる音がわかると思います。
また、雨音などの外音を拾うことなく、純粋に譜面台に当たる音を取り出せていることがわかると思います。
ただ単に雨音をマイクで収音するのではなく、物や建物に雨粒が当たる音を取り入れることによって、よりリアリティのある雨音が撮れたと思います。
■抜刀
刀を抜く効果音を目指してみました!
フォーリー・アーティストになった気持ちで、お店のメタルラックとスタンドの部品を擦り合わせて試行錯誤しています。こちらもマグネットアタッチメントで取り付けています。
金属の響きや、擦れる際の低音がとてもよく撮れていると思います。
私はタイトルを”抜刀”としましたが、他のスタッフからは「包丁を研ぐ音みたい」と言われてしまいました💦
(言われてみると確かに包丁を研ぐ音ですね…)
ざっくりとした音の目標だけを定めて、とりあえず色々な素材・音の出し方・取り付け方法を試してみるというフォーリーの楽しみ方も面白いと思いました。
■包丁の音&食材を切る音
今度は本物の包丁を使って、食材を切る音を撮ってみました。
まずはシンプルに包丁がまな板に当たる音を撮り比べをご覧ください。
「Contact Microphone」はマスキングテープで、「Geophone S」は吸盤アタッチメントで自立させて、まな板に取り付けています。
このように物がぶつかる音に「LeafAudio」のマイクを使うと、とてもダイレクトで迫力のあるサウンドが得られます。
動画後半から、みじん切りを意識した包丁の動かし方にしています。その際の包丁が擦れる音のリアルさに驚かされました!
ブランド紹介でお話した通り、これらマイクは普段我々が耳にしている音とは異なる収音の仕方をしているわけですが、むしろリアルに聞こえるのが不思議です!
誇張モノマネ的な面白さがあると思います!
続いて、タマネギを切る音を録音しました。
録音の手法はとてもシンプルで、「Contact Microphone6.3mmモデル」と「Geophone S」をそれぞれ付属の針アタッチメントを使って、タマネギに刺しています。
いかがでしょう?
タマネギの繊維が断ち切られていく様子がわかるような生々しいサウンドが撮れていると思います。
動画後半以降からは「TASCAM/Portacapture X8」内蔵のマイクのみの音です。
比較してみると、追加した2つのマイクが迫力を足してくれていることがよくわかります。
■心音
(Geophone Sのみ使用)
「Geophone S」に吸盤のアタッチメントをつけ、胸のあたりに押し当てています。
まずは音のクリアさに感動しました。「Geophone」は中高域以降はあまり拾わない特性なため、衣擦れなどのノイズが目立ちません。
そして心音が持つ低域の深さに驚きます。
これは「Geophone」でしか得られないサウンドだと思います。
心音すら捉える感度の良さは、昨今人気のASMR動画にも使えるような予感がします。
まとめ
このように、「LeafAudio」のマイクは、一般的なマイクとは少し違った視点から音を捉えるためのマイクです。
私の考える主な使い方の1つは、身の回りにある素材や物体に実験的に取り付けてみること。
「この物体はどんな音をしているんだろう?」という感覚で、さまざまなものに取り付けて試してみる。そうした実験そのものが、LeafAudioの楽しみ方の1つです。
そしてもうひとつの使い方が、現在使っているマイクにプラスして使用することです。
通常のマイクとミックスすることで、通常のマイクだけでは得られなかった質感や振動を加えることもできます。
「LeafAudio」はアイディア次第でより多様な使い方ができると思います。
私もご紹介するにあたって、フィールドレコーディングやフォーリー、サウンドデザイン、ASMR、音楽制作など、いろいろな用途を考えてみました。が、まだまだ素晴らしい使い方があると思います。
どう使おうか?と考えて試行錯誤できるのも、このブランドのマイクのおもしろさの1つです!
とりあえず気になるものに取り付けてみる / いつものマイクに加えてみる
そういう楽しみ方を与えてくれるマイクです。
宮地楽器RPM店頭では、視聴可能な展示機に加えて、「LeafAudio」のマイクを実際にお試しいただけるサウンドテストキットをご用意しています!
さまざまな素材にマイクを取り付けて、どのような音がするのか実際に体験していただけます!
ぜひ手に取ってお試しください!!!
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