みなさん、いかがお過ごしでしょうか。最近気温が異常なほど暑く、嫌になりますね。
かくいう私も出社時に、いつも汗だくになっております。冬が恋しい今日この頃。

さて、今回ご紹介しますのは、「IK Multimedia/iLoud MTM MKII」です。
今でも絶大な人気を誇っている、2019年に発売されたiLoud MTMの後継機がついに登場したんです!
知ってましたか??
一体何が変わったのか、何が魅力的なのかレビューしていきたいと思います。

IK Multimedia/iLoud MTMとは?

「ミッドウーファー + ツイーター + ミッドウーファー」構成(仮想同軸デザイン)と最先端のDSP技術による完璧にフラットな周波数特性とリニアな位相を実現した、コンパクトサイズのスタジオリファレンスモニターとして、プロジェクトスタジオのメインモニターや商業スタジオのサブモニター、さらにはコンパクトにイマーシブモニター環境を構築できる製品として、たいへん人気を誇っています。

そんな従来のモデルから進化したiLoud MTM MKII、一体何が変わったのか。それは「キャリブレーション」「周波数特性」にあります。

キャリブレーション

2倍の処理能力にアップデートされた、96 kHz動作の内蔵DSP。
進化し続ける最新のARCキャリブレーション機能を内蔵し、スピーカー単体でそのような部屋でも最適な音響補正を行えるようになりました。
同梱のARC MEMSマイク(シングルパッケージの場合は別売)を各スピーカーのマイク入力に接続すれば、すぐに利用可能です。
また、iLoud Precisionシリーズで実績のあるコントロールソフトウェア、X-MONITORに対応したことで視覚的に補正後の変化を捉えられるようになりました。

ARC MEMSマイクX-MONITOR

周波数特性

初代iLoud MTM(50 Hz~24 kHz +/-2 dB)から、iLoud MTM MKII(48 Hz~28kHz +/-2dB)に拡張された超フラットな周波数特性に。
36Hz(-10dB)まで伸びた低音域再生能力により、大きなサイズのスピーカーと比較しても同等の性能を発揮し、さらに幅広い用途にお使いいただけるようになりました。

さてさて製品のご紹介はここまでにして、実際に購入した私の感想をお伝えしていきます。

新卒、スピーカーを買う

私は高校・大学在籍中、作編曲(特にボーカル入り)とMix,Mastering作業をやる機会が多く、毎日勉強と寝ること以外は全て音楽に費やしてきました。当時はスピーカーに対して特に何の不満も持っていませんでしたし、寧ろこれ以上良いものがあるのかと疑うことすらしていませんでした。

そう、宮地楽器に入社するまでは、、、、

宮地楽器RPMのロゴ


RPMのスタッフとしてお客様に満足いただける接客を目指し、店内の機材を片っ端から試していきました。
すると気づいてしまったのです、自宅スピーカーの低音が出ていないことに。

気づいてしまったからにはもう誰にも止められない。「さぁ購入だぁ!!!」という流れで今日に至ります。

購入当日、自宅発送もせず手で持ち帰るという強行に及びセッティングへ、、、、、(物を買ったらすぐ試したくなりますよね。)

自宅でセッティングした第一印象は「コンパクトなのに音が良すぎる」でした。
スピーカーで低音を出すとなると、そこそこ大きいサイズの物が必要な昨今でコンパクトかつ低音が聞こえるタイプは大変重宝されます。
自室は天井が高く部屋鳴りがすごく感じる環境ですがキャリブレーションをすると、あら不思議、印象が変わりました。
※低音が出る・出ないは人によって好みが変わります。一概に正解はありません。

せっかくなので、私にとって低音が出るメリットを2点挙げさせていただきます。

1.スピーカーで感じる低音量と他デバイスで聴いた際の差
例えば、Mix時(スピーカーで聴く際)にバランスの取れた音になったとします。
しかしヘッドホンなど他デバイスで同じ音源を聴いた際に低音がやけに前めになってると感じてしまって、Mixを見直そう、、、なんて経験ありませんか?

それはモニター環境の差です。

DAWで書き出したり、スマホで再生してみたりリスナーが色々な環境で再生することを想定しています。ヘッドホンでは細かい音の動きやリバーブなどの残響音を、スピーカーでは立体感と全体のバランスを取るものとして私は考えています。

2.楽曲を俯瞰して見る
楽器入れの順番は人によって異なりますが、私はコード=メロディ→ドラム→ベースの流れが多いです。
ベースとキックは楽曲の中で低音を司る重要なパート、ここの処理は特に気をつけていく必要があります。
作曲段階で全体のバランスを聴きながら編曲までの道筋を立て、低音も含めた全体の動きを見ることは、個人的に大事にしていることです。
作ってる時の楽しさも格段に上がりますよね。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

「IK Multimedia/iLoud MTM MKII」は初代からキャリブレーションや周波数特性など進化した面も多く、10万円代でワンステップ自分のモニター環境を改善したい!とお考えの方にとっては大変おすすめな商品です。
「買って良かった〜」と自信を持って言える、そんな製品を是非一度体験してみてください!
「実際どれくらいの大きさなの?」「文面だけじゃ良さが伝わらないよ!」という方は下記記載のURLからご来店予約をお待ちしております。

それではまた!!

製品・販売価格一覧
●IK Multimedia/iLoud MTM MkII


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