Review
もしもAPIモジュールを3台しか選べないならこれを買う2023 !!「株式会社フックアップ」編
<どんな人にお薦め?>
ザ・レジェンダリーサウンド~骨太なアナログサウンドに挑戦~
<製品3モジュール>
<この組み合わせを選んだ理由!>
1073のサウンドを生かすための3台を選定しました。
基軸となるユニットは73JR ⅡとコンプレッサとしてVCAの543、最終段にテープシミュレーターの542をセッティング。
73JR Ⅱは1073のプリアンプの再現機で、ミキシングコンソール実装も可能な同社の80シリーズを500シリーズ向けに継承したモデルです。
入出力回路にトランスを実装し、さらに内部電圧も+24Vまで昇圧というこだわり。
500シリーズとは思えないサウンドを繰り出します。
オールドNEVEサウンドをお求めお方は間違いない1品です。
後段には定番のProtico 5043を落とし込んだ、543をご提案。
放送局でも定番となっている確かな品質のVCAコンプレッサーを500シリーズでもお使いいただけます。
コンパクトながら各種機能がついていますが、Rupert Neve 氏のサウンドを目指すなら FB(フィードバック)モードでの設定で良いでしょう。
コンプの歴史を遡りたい方は、ダイオードブリッジタイプの535もお勧めです。
最終段にはテープシミュレーターの542をセッティング。
RNDのトランスフォーマートーンを駆使し、このテープシミュならではの3次倍音とRND定番のSilk/Texture 回路を用いた2次倍音を自在にコントロールできます。
ブレンドも可能ですので、お好みのサチュレーションを付加し、より突っ込んだアナログサウンドを目指せると思います。
同社Proticoシリーズと比べて、4倍ものハーモニックディストーションを加えることが可能です。
オールドNEVEの倍音で満たされている方も、この542の質感は一度ご試聴いただきたいです。
株式会社フックアップ様について
Universal Audio、Rupert Neve Designs、Heritage Audio をはじめとしたプロオーディオ機器の他、Wavebone などのスタジオ家具、Celemony Software などのプラグインソフトウェアも取り扱いしている、国内代理店でございます。
ホームページはこちら https://hookup.co.jp/