リアル志向音源「Synchron Pianos」・「Spitfire Audio Chamber Strings」を触ってみた。

皆様こんにちは
今回は、クリプトン・フューチャー・メディア株式会社様より
Vienna Symphonic Libraryより
・Synchron Concert D-274
・Synchron Yamaha CFX
・Studio Concert D 1887
Spitfire Audioより
・Spitfire Chamber Strings
をご提供いただきまして記事を執筆させていただいております。
1.各音源の紹介
・Vienna Symphonic Library/Synchron Concert D-274
「D-274」は世界的に有名なピアノメーカー「Steinway&Sons」のフラッグシップモデルです。
VSL社が保有するSteinway&Sons D-274は「ハンブルクモデル」です。

・Vienna Symphonic Library/Synchron Yamaha CFX
こちらは「Synchron Stage Vienna」のステージAの素晴らしい環境で、YAMAHA CFX の美しいサウンドを丁寧に収録しました。
フルサイズ(275cm / 9’)のコンサート・グランドピアノで、メーカーのラインナップの頂点に位置する機種です。

・Vienna Symphonic Library/Studio Concert D 1887
1887年製の希少な初期型Steinway & Sons コンサートグランド「Model D」のサウンドを、
精緻なサンプリングで現代に蘇らせたピアノ音源です。

・SPITFIRE AUDIO/Spitfire Chamber Strings
ロンドンの超一流のストリング・プレーヤーと、ロンドンが世界に誇るレコーディング・スタジオ「AIR STUDIO」による、
KONTAKT PLAYER フォーマットのチェンバー・ストリングス音源

2.実際に音源を聴いてみよう
・Synchron Concert D-274

DEMO曲(ボサノバ風)
・Synchron Yamaha CFX

DEMO曲(王道ポップス)
・Studio Concert D 1887

DEMO曲:オーケストラ × エレクトロ系
・Spitfire Chamber Strings

いかがでしたでしょうか?
皆さんの良き制作ライフにプラスしてみてはいかがでしょうか?
非常に繊細かつリアルなサウンドを体験いただけます。
3.全体的な感想
・Synchron Pianos
なんといっても打鍵時のレスポンスが抜群!
指に対する追従がとても自然で、まるで“楽器そのもの”を弾いているかのようなダイレクトな感覚があります。
ニュアンスの細かいコントロールにもきちんと応えてくれるので、演奏の表情付けがしやすいのも大きな魅力です。
今回はあえてRoom Mixを抑えたプリセット「Player」を選択しており、
空間が広がりすぎず、音像がしっかりと前に出てくるため、他のトラックと混ぜたときにも埋もれにくく、非常に扱いやすい印象です。
それでいてドライすぎるわけではなく、程よく空気感もキープされているので、単体で聴いてもきちんと“完成された音”として成立しています。

「Synchron Concert D-274 MIX画面」
さらに注目したいのは、その汎用性の高さ。
小編成の室内楽はもちろん、広がりのあるオーケストラ編成に組み込んでも違和感なく馴染み、しっかりと存在感を発揮してくれます。
ジャンルや用途を問わず使える懐の深さがあり、「とりあえずこれを立ち上げておけば安心」と思わせてくれる安定感があります。
Synchron Concert D-274、Synchron Yamaha CFXはかなりクラシカルな質感で万能型という印象。
マイキングによって音の質感を変えることができるので、オーケストラ系やポップスなど、何に混ぜても「良い感じ」になります。
どちらの製品を選ぶかは、完全に好みと感じましたので、質感が好きな方を選んでいただくのが良いかと思います!
(当店内でも好みがかなり割れていました笑)
一方で Studio Concert D 1887 はヴィンテージなサウンドなので、王道のポップスというよりかは、ジャズ向きかと思います。
もちろんクラシックにも合いますが、デモ曲みたいなEDMっぽいのとミックスすると音源が浮いてしまう可能性があるなと感じました。
ただ、テープシミュレーターなどFXプラグインとの相性は抜群な気がします。
雰囲気重視の曲を作っている方や、エフェクティブにピアノを使っているという方にオススメです!
・Spitfire Chamber Strings
空気感をしっかりまといながらも、いわゆる“クラシック寄りすぎない”バランス感が絶妙で、
ポップスにもスッと溶け込んでくれるキャラクターが印象的です。
リッチすぎて浮くこともなく、かといって軽くなりすぎることもない。この“ちょうどいい存在感”が、実用面ではかなり大きな武器になります。
特に気持ちいいのがレスポンスの良さ。
速いパッセージでももたつくことなく、演奏にしっかり追従してくれるのでフレーズを弾いていてストレスがありません。
細かい動きでも音が潰れず、ニュアンスを保ったままスムーズに再生されるため、打ち込みでも“弾いている感覚”がちゃんと残るのが魅力です。

一方で、少しクセを感じるポイントもあります。
CloseとFarをフェーダーで調整できるのは非常に便利なのですが、完全にCloseへ振り切った場合、定位がかなり極端になります。
例えばViolin 1は左、Violaは右といった具合に、いわゆるセクション配置がそのまま強く出るため、ミックスによっては違和感につながるかも、、、
とはいっても工夫しだいでなんとかなるので、自然で立体的なミックスに仕上げることができるでしょう。

記事内ご紹介製品
●Vienna Symphonic Library/SYNCHRON CONCERT D-274
●Vienna Symphonic Library/YAMAHA CFX
●Vienna Symphonic Library/Studio Concert D 1887
●SPITFIRE AUDIO/SPITFIRE CHAMBER STRINGS
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