CP752Bレビュー

2025年7月より、当店は Canpur IEM の正規輸入販売店として取り扱いを開始いたしました。

本記事では、同ブランドのフラッグシップモデル CP752B のレビューをお届けします。
この記事は、Canpur アジア総代理店 Lanstar Innovation の協力のもと、オリジナルレビューを日本向けに翻訳・再構成した内容です。
ぜひ、CP752Bの魅力を感じていただければ幸いです。


Canpur CP752B レビュー:ウルトラ・フラッグシップの「本当の完成形」とは

ハイエンドイヤホンほど「完璧であってほしい」。
そう思うのは、オーディオに限らず多くの趣味で共通する願いだと思います。しかし現実には、価格が高くても音のバランスや扱いやすさに課題を感じるということは少なからずあることでしょう。

そんな中で登場したのが、Canpurの新しいウルトラ・フラッグシップ IEM、CP752B
公式価格は5,599ドル――つまりこの業界でもトップクラスの価格帯です。
Canpur社が培ってきた音響設計の粋を結集し、“ウルトラ・フラッグシップ”としての新たな基準を提示したモデル。
このクラスのIEMが生み出す世界とはどういうものか。
この記事では、開封からデザイン、サウンド、CP622Bとの違いまで、実際の使用感を交えつつ掘り下げて紹介していきます。

■ 開封体験:所有欲を刺激する“儀式的”なデザイン。箱から伝わる「特別なものを手にした実感」

開封の瞬間から、CP752Bが特別な存在であることが伝わってきます。
まず驚かされるのは外箱。かなりのサイズ感で、スリーブを外すと柔らかな質感の内箱が現れます。
そのまま蓋を開けるのではなく、四隅のネジを“自分の手で外す”という工程が挟まっており、このひと手間が製品の価値をさらに高めます。
アクリルカバーを持ち上げると、まるで展示品のように配置されたイヤホン本体が姿を現します。専用のシリコンホルダーにぴったり収まっており、軽く押し回すようにして取り出す仕組み。こうした“儀式性”は、ハイエンドIEMならではの楽しさのひとつです。
付属品も豪華です。

新デザインの白いレザーケース
クリーニングキット
イヤーチップセット(Eletech Baroque Stage/Canpurオリジナルの2種類SML3サイズ)
ELETECH共同開発のカスタムケーブル

 

カスタムケーブルは24 AWG の高純度導体に金・銀・銅の複合素材、特注スプリッター&端子、そして柔らかなグレートーン。
視覚的にも触感的にも、CP752Bの“上品さ”を後押しする仕上がりです。

■ デザインと装着感:セメントグレーの質感と快適なフィット。写真では伝わりにくい“質感の美しさ”

CP752Bの外観で特徴的なのは、ハイエンドIEMでは珍しいセメントグレーのカラーリング。写真では伝わりにくいものの、実物は落ち着きと高級感を兼ね備えています。
ネット上では「色が好みではない」という声を見かけることもありますが、多くは画像だけを見た印象かもしれません。実物の“セメントグレー”は、光の当たり方で印象が変わるとても美しい色味です。

筐体はCP622Bよりもやや大きいものの、医療グレード樹脂と新設計のシェル形状によって、長時間使用しても疲れにくい優れた装着感を実現しています。

■ 14ドライバー構成がもたらす圧倒的な情報量

CP752Bは、合計14基のドライバーを搭載した豪華構成です。

  • バランスドアーマチュア(BA) ×7
  • EST(静電)ドライバー ×4
  • 平面磁界ドライバー ×1
  • 骨伝導ドライバー ×2

CP622B の命名法に従えば、CP752B は本来「CP7412B」となるはずですが、ここはシンプルさを優先しました。

特筆すべきは Sonion 新型 G90 中高域BAドライバー を採用した初のモデルです。
中高域の繊細さと透明感が大幅に向上し、これまでのCanpurサウンドからさらに洗練された音作りが感じられます。
また、“多ドラなのに自然に聴こえる”という難題も、Canpurは巧みなクロスオーバー設計で解決しています。

■ サウンド:音楽性と技術力が高次元で融合

CP752Bの最大の魅力は、帯域ごとの性能よりも音全体の統合感です。14ドライバーでありながら、違和感なく滑らかに繋がる一体感は見事と言えます。

● 低域

Canpur らしい“力強さと余韻”を重視したチューニングで、自然な残響と心地よいアタックを両立しています。
金属的な硬さがなく、柔らかく豊かな低音。一度慣れると、他の多くのイヤホンが物足りなく感じるほどです。

● 中域

過剰に色付けされず、すっきりとした美しさ。
ボーカルは適度な距離感で定位しつつ、ニュアンス表現は非常に細かく、男女問わず魅力的に聴かせてくれます。

● 高域

ESTによる伸びと空気感が心地よく、情報量が非常に豊富。
しかし刺さりはなく、線の太さと滑らかさのバランスが秀逸。
音場の広さにも大きく寄与しており、全体の透明感を引き上げています。

総じて、帯域ごとの“良さ”だけでなく、全体がひとつにまとまった統合感の高さこそCP752Bの真骨頂です。

■ CP622Bとの比較:上位互換ではなく、方向性が異なる2つの魅力

多くの方が気になるであろう、CP622Bとの関係。よく聞かれるのが「CP622Bの上位互換なのか」という質問です。
はっきり言うと、CP752Bは622Bの“上位互換”ではありません。

  • CP622B:聴き疲れのしない、温かみのあるリラックスサウンド
  • CP752B:広い音場と高解像度を備えた洗練サウンド

どちらも個性が異なるため、好みや用途によって使い分けられる関係性と言えます。

■ 相性の良いプレイヤー

CP622Bはソースを選ばず万能である一方で、CP752Bでは高出力との相性は良いものの、ゲインを上げすぎると刺さりが出る可能性があります。
ウォーム寄りのDAPと組み合わせると魅力が引き出されます。

  • Hiby RS8
  • Cayin N7+
  • Sony WM1AM2

といったプレイヤーとの組み合わせが良い印象です。

■ まとめ:ワンランク上の“音の世界”を楽しみたい方へ

Canpur CP752Bは、開封の瞬間からサウンドまで、あらゆる部分が丁寧に作り込まれており、“高額IEMに求めたい理想”を体現しています。

完成度の高いデザイン
快適な装着感
多ドラ構成とは思えない統一感
圧倒的な情報量と音場
洗練された音楽性

そのすべてがバランスよく集約された結果、“終着点(エンドゲーム)”と呼ぶに相応しいイヤホンに仕上がっています。
高価格帯のモデルを知っている人ほど、その価値がよく分かる一台。
「妥協のないウルトラ・フラッグシップ」を探している方には、ぜひ一度体験してほしい製品です。


店舗からのご案内

RPMでは、イベント出展などの特別なケースを除き、基本的に店頭にデモ機をご用意しており、Canpur製品をご試聴いただけます。さらに、事前にご予約いただければ、静かなデモルームにて、じっくりと音を吟味していただくことも可能です。

ご予約は こちらの来店予約フォーム から、店舗アクセスは アクセス案内 をご参照ください。

文章だけでは伝えきれないCP752Bの魅力を、ぜひ実際の音でご体験ください。皆さまのご来店を心よりお待ちしております。

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