電子鍵盤ハーモニカ「Windkey」その魅力に迫る

こんにちは、のすけです。
突然ですが、皆さんはストリングスのモジュレーションを書くとき、どうしていますか?
マウスで描いていますか? それともホイール?
もし――
モジュレーションを“息”でコントロールできるとしたら?
ということで、今回は電子鍵盤ハーモニカ「Windkey」その魅力に迫ります。
Windkeyは、鍵盤という“視覚的に分かりやすいインターフェース”を持ちながら、
演奏表現の中核を“息”に委ねる新しいMIDIコントローラーです。
1.「TAHORNG」とは?
「TAHORNG」(タホーン)は、1974年創立の台湾の電子楽器の会社で、
大手のブランドのOEM会社として、電子ピアノ、MIDI関連機器、MIDIキーボード等長年にわたり製造をしてきました。
2019年から自社ブランドTAHORNG(タホーン)を立ち上げて、折りたたみピアノ「ORIPIA」の製造を開始しました。

そして、今回ご紹介する次世代の鍵盤ハーモニカ「Windkey」は、昨年12月に登場しました。

2.「Windkey」の魅力
Windkey(WK37)は、従来の鍵盤ハーモニカとは一線を画すモデル。
USB-MIDI機能を搭載したMIDIキーボード兼ブレスコントローラーとして活用できます。

USB端子を使ってPC/タブレット/スマートフォンに接続すれば、
外部音源を鳴らすMIDIコントローラーとしても使用可能。
WK37はUSB経由でのMIDI送受信に対応しています。
※外観は鍵盤ハーモニカに似ていますが、従来の鍵盤ハーモニカとは発音方式が異なります。
従来の鍵盤ハーモニカと比べて、強く吹く必要があります。
また息の吹き具合による細かなニュアンスや、リード(簧)が発音する際の立ち上がり特有の音色は再現されていません。
本体だけでも10音色内蔵されており、クラリネット・フルート・ストリングス・サックス・リコーダー ほかすぐに演奏を楽しめます。
3.「Windkey」基本機能と操作
ここからは、Windkeyの基本機能と操作をご紹介いたします。
ヘッドホン/ラインアウト端子
ヘッドホンを接続する端子です。ミキサーや外部スピーカーなどに 接続するラインアウト端子としても使用できます。
電源スイッチ
中央の位置がオフで、BAT側にスライドすると電池での駆動となり、USB側にスライドするとUSB給電での駆動となります。
USB-C端子
PC・iPad などと USB 接続するための端子です。USB 接続によるMIDI の送受信が可能です。
別売の USB 充電器などと接続して、USB給電で使用することも可能です。

ボリューム
WK37の音量を調節するツマミ
オクターブスイッチ
OCT+ を押すとオクターブ上に、OCT- を押すとオクターブ下に音程 をシフトすることができます。

プラスマイナスボタン
このボタンを使って各種パラメーターの数値を上下させます。

TONEボタン
内蔵音源の音色を切り替える時に使用します。
ディスプレイに表示される音色番号と音色の関係はマニュアルをご参照ください。
ベロシティボタン
通常の鍵盤ハーモニカとして演奏する場合は「OFF」
ベロシティ(鍵盤を弾く強さで音量が変わる)が効いた状態で演奏する場合は「ON」
「ON」の場合は、息を使った演奏(鍵盤ハーモニカ機能)が無効になり、ホースを繋がなくても音が出せるようになります。

リバーブボタン
プラス・マイナスボタンを使用して00〜08までリバーブの深さを設定できます。
00ではリバーブオフ、08で一番リバーブが深い状態になります。
トランスポーズボタン
半音単位で移調させるためのスイッチです。
上下に最大12半音移調可能で、プラスボタンとマイナスボタンを同時に押すことで、トランスポーズがリセットされます。

水抜き穴
吹いたときに出る水分は、吹き口から細いホースで裏側のスピーカーの右下にある水抜き穴までつながっており、すべてここから出ます。
内部に水分が漏れることはありませんので、掃除の必要はありません。

4.実際に触ってみよう
SWAM Violin V3を使用してエクスプレッションのデモを作ってみました。
とっても表現が豊かだと感じませんか?
Windkeyを活用すれば、劇伴系の楽曲に欠かせないダイナミクスを、より直感的に、より身体的にコントロールできます。
マウスで“描く”のではなく、演奏として“生む” とも言えるでしょうか。
劇伴系の楽曲は、ともすれば作業量が膨大になりがちです。
だからこそ、感情表現を効率化できるツールは、創作の武器になります。
単なる音量変化ではなく、“説得力のある抑揚”を付けることができます。
5.感想
触った瞬間、思わず口をついて出たのが——
「ありそうで無かった」そんな一言でした。
ストリングスのエクスプレッションを打ち込むことがある方なら、きっと共感していただけるはずです。
マウスでCCを書き込む、あの“カチカチ作業”。
細かいニュアンスを出そうとすればするほど、時間も集中力も削られていきます。
……正直、なかなか大変なことです。
しかし、この製品はその手間を一気に変えてくれます。
ブレスコントローラーを使うことで、演奏の息遣いがそのままエクスプレッションに反映されます。
マウスで描くのではなく、身体でコントロールする感覚に近いかもしれません。
特にストリングスのようなダイナミクス重視の音源では、フレーズの立ち上がりや揺らぎが驚くほど自然になります。
「打ち込み」から「演奏」へ!制作スタイルを変えましょう。
CC11(Expression)をコントロールできる音源に限り、Windkeyはその真価を発揮します。
お使いの音源がCC11に対応しているかどうかは、導入前にぜひチェックしておきましょう。

6.注意点およびエクスプレッションについて
ベロシティーモードOFF時(通常の鍵盤ハーモニカとして使用したとき)の挙動について
事前に知っておいていただきたい内容がございますので、下記にて記載します。
Q.息を吹いていない状態でも鍵盤を押している間は音が発音し続ける
これは製品仕様による正常な動作です。
■ノートオフが出る条件は2つ
1.鍵盤を離したとき
2.エクスプレッションが0になった後、再びブレス入力を検知したとき
1は文字通りですが、2が少し複雑です。
鍵盤を押さえたまま息を止めても、ノートオフは送信されません。エクスプレッション値のみ「0」になります。
その後再び息を吹き込むと
「一度ノートオフが送信→すぐにノートオンが再送信→エクスプレッション情報が送信」 という流れになります。
※この仕様は、内蔵音色のアタック成分を再生するためのものです。
つまり、最低エクスプレッションを0以外で外部音源を再生した場合、
離鍵するか再度息を吹き込むまではノートオフが出ませんので、音が鳴りっぱなしとなります。
一例として下記動画をご確認ください。
・Session horns(息を吹いていない状態でも鍵盤を押している間は音が発音し続ける一例)
音源によっては細かく設定できない場合もあります。
この場合は、打ち込み後にMIDIデータを手動修正する対応が必要となります。
・SWAM Violin(設定を変える必要がある)
SWAMシリーズではエクスプレッション値を細かく設定可能です。
デフォルト設定ではOutputレンジが「3〜127」となっているため、
ブレスがゼロでも最小値「3」が出力され、音が鳴り続けます。
Outputレンジを「0〜127」に変更してください。
これにより、ブレス入力がゼロのとき完全に無音になります。

他音源については全て検証できている訳では無いため、お客様の方で仕様に合わせたご利用方法を工夫いただく必要がございます。
予めご了承ください。
店頭展示機のご用意がございますので、試してみたいよ!という方は下記よりご連絡・ご相談くださいませ。
ご購入はこちらから
「TAHORNG/Windkey」
https://shop.miyaji.co.jp/SHOP/ka-r-012126-yu01.html
メーカー公式サイトはこちら
https://www.fineassist.jp/products/TH/wk/entry-304.html
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