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2024年版!家庭用吸音・防音システムのすゝめ
みなさん、素敵な制作・配信ライフを送っていますか?
技術の進歩というのは素晴らしいもので、手頃な価格で高品質な音を提供するインターフェース、マイクがどんどん登場しています。
配信業や動画投稿という文化もますます盛り上がる中、自宅でレコーディングをする、という方も増えているのではないでしょうか。
でもちょっと待ってください。
あなたのお部屋、レコーディングに最適な環境ですか?
音響的に調整されていない部屋でレコーディングをすると、音波は堅い壁にぶつかって跳ね返り、自分の口から直線的にマイクに向かう音波より遅れてマイクに収録されます。
いわゆるショートリバーブがかかったような状態で録れてしまうのです。
レコーディングにおいて活躍する音質の良いコンデンサーマイクや真空管マイクといったものは、ライブなどで使うダイナミックマイクに比べて広い角度の音を収録するものが多く、この効果はより顕著に現れます。
通常この効果を打ち消すためには吸音材を壁に貼り、反射音を抑制するのですが、高品質な吸音材は高価で、また、貼る場所も素人が考えるのは難しいです。
部屋中に毛布を吊るすといった手法も未だに使われますが、いかんせん手間がかかりますし見栄えが気になるところ。
住環境によっては外部の騒音の問題もあり、防音についても検討しなくてはなりません。
ではどうするか!!
前置きが長くなりましたが、今回のブログではこの、部屋の音響問題を簡単に解決する当店おすすめの3メーカーの製品をご紹介します。
宅録時代の現代に「自宅用コンパクトな吸音、防音システム」を買おう!
- スペース、予算を抑えたい方はこれ一択!「KAOTICA/EYEBALL」シリーズ
- 宅録ボーカリストにおすすめ!「ISOVOX 2」「ISOVOX Go」
- ベッドルームプロデューサーの強い味方!「VERY-Q」シリーズ
スペース、予算を抑えたい方はこれ一択!「KAOTICA/EYEBALL」シリーズ
「KAOTICA/EYEBALL」は球体状の吸音材とポップフィルターが一体化したコンパクトな吸音システム。
マイクをこの中に取り付け、ポップフィルターの向きから音を収録する形で使用します。
マイクのタイプ、太さに合わせた5タイプを展開。
最も簡単に導入可能でコストも控えめですが、遮音性能はないため外的要因の騒音などの対策にはならないことだけ注意してください。
宅録ボーカリストにおすすめ!「ISOVOX 2」「ISOVOX Go」
「ISOVOX/ISOVOX 2」は人間の肩から上をすっぽり覆うような箱型のコンパクトな防音、吸音室です。
この形状のため、部屋でボーカルやナレーションを高品質にレコーディングしたい方に特におすすめな商品です。
肩部分の切り欠きや、ブース内に若干あるスペースのゆとりを、歌詞などを表示するデバイスを置くスペースとして活用できるのも地味に嬉しいポイント。
分厚いパッドによる防音と反射音の軽減性能はプロも現場で採用する折り紙付きです。
近年登場した「ISOVOX/ISOVOX GO」は重量を抑えた簡易型で、吸音、遮音性能こそ「ISOVOX 2」には及ばないものの、スタンド込で8kgとおよそ5kgの軽量化を達成しており
- ISOVOXを常には展開しない。使うときだけ組み立てたい、持ち運びたい。
- 遮音性能はそこそこで良い。吸音性能は欲しいがデッドすぎる音は苦手
上記のような方におすすめできる製品です。
当店店頭で2モデルともお試しいただけますので是非ご自分の耳で性能を確かめていただきたいです。
ベッドルームプロデューサーの強い味方!「VERY-Q」シリーズ
予算と部屋のスペースに余裕があるなら思い切ってレコーディングブース型のタイプを選ぶのがおすすめです。
VERY-Qシリーズは一人でも組み立て可能な自宅向けの簡易吸音・防音室。
モデル名がたくさんあり複雑な印象がありますが、頭文字は色分けで(Hはアイボリー、Vはダークグレー、Tはオレンジ)で以下の3種に大別されます。
- 吸音性能のみのQシリーズ
- ある程度の防音を備えたQPシリーズ
- 高い防音・吸音性能を誇るQPP (Very-Q Plus) シリーズ
モデル名のあとに続く数字はブースのサイズです。(960は960mm、半畳のサイズになります)意外と覚えやすいですね!
ある程度のサイズの楽器であれば持ち込むことも可能なため、ボーカルに限らず様々な音声を収録するレコーディングブースとして使用することが可能。
制作のすべてを自室で完結させるベッドルームミュージシャンに、プロスタジオグレードのレコーディング環境を提供します。
各ブースの防音性能は、数字で並べることもできますが以下の動画がわかりやすいので是非参考にしてみてください。
また、最新型の「VQPP1330-GB (VERY-Q Plus Gaming Booth)」は、GB(ゲーミングブース)の文字通り配信者のゲーミングブースとしての使用を想定したモデル。
外寸が1330mmもありますので、小型のデスク・モニター・ゲーミングPCなどをひととおり設置することが可能です。
長時間の使用を想定した排気用ダクト穴があり、熱を発するゲーミングPCへの対策に専用の簡易室内クーラーの設置も可能です(別売り)。
決して安い買い物ではありませんが、競合製品と比べるとかなりリーズナブルに導入できる本製品。
また、分類としては「簡易防音室」に当たるため、消防法上のチェックが必要ないのも導入しやすいポイント。
レコーディングできるサウンド品質の向上は、Qシリーズを使用している筆者が保証します!
RPMにも「HQPP960 Booth Set」が展示してあり、お好きなマイクを立てて実際に録れる音を聞いていただくこともできます。
各モデルを一度に比べたいという方は、都内立川にございますショールームに是非一度足をお運びください。
https://very-q.jp/about/showroom/
いかがでしたでしょうか。
自宅でのレコーディング環境向上には、意外と様々な選択肢があるのがお分かりいただけたと思います。
みなさまの環境、ご予算にあわせて、よりよい制作、配信ライフを送るための助けになりましたら幸いです。
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