話題の製品を実際に使ってみたらこうだった!UVI / PX Apollo

往年のシンセサイザーの実機を用意し、そのサウンドを詳細に収録することで開発された最高峰のビンテージシンセサイザーコレクション「Vintage Vault」をリリースした実績のあるUVI。これはかなり完成度の高い音源でした。

UVIが提唱するPXプロトタイプは、世に出回ることのなかったレアなシンセサイザーなどをソフトウェア化する目的のプロジェクト。
第一弾に選ばれたのがこの「PX Apollo」です。

このApolloがどういうものなのかを確認していきましょう。

直感的かつビンテージ感あふれるGUI

このPX Apolloは、一般的なシンセサイザー音源を使用したことのある方であれば、ほぼ迷わないGUIになっています。

それもそのはず、作りとしては非常にシンプルで、プリセットを選択したり基本的な音作りを行う「メインウィンドウ」、PITCHやモジュレーションなどより詳細な編集を行う「エディットウィンドウ」、LFOやステップモジュレータなどモジュレーション関係の編集を行う「MODウィンドウ」、残りは「エフェクト ウィンドウ」と「アルペジエイターウィンドウ」の2つだけ。

この合計5画面で、いろいろな音色を編集していくことになります。

プリセットを選択したり基本的な音作りを行う「メインウィンドウ」

PITCHやSTEREOなどより詳細な編集を行う「エディットウィンドウ」

LFOやステップモジュレータなどモジュレーション関係の編集を行う「MODウィンドウ」

ディレイやリバーブ、ドライブなどを設定する「エフェクト画面」

基本的な機能を網羅した「アルペジエイター画面」

慣れている方は見ただけで大体の機能が理解できるかと思います。

そうでない方も大丈夫、後ほどご紹介しますが数々のプリセットを選ぶだけでもユニークなサウンドが楽しめますし、GUIが分かりやすく操作できる部分が多くない分、他のシンセサイザー音源よりも「どこを触ったら音がどう変わるのか?」が直感的に分かるかと思います。
この直感的なところが、実機をもとに制作されたUVI音源の大きな特徴といえるでしょう。

実際に音を聴いてみた

コンセプトがどうだろうと見た目がどうだろうと、ソフトウェア音源は音が命。
少し前置きが長くなりましたが、さっそく音源を試していきたいと思います。


プリセットを4種類、適当に手弾きしてみました。どのプリセットもスペーシーなサウンドが特徴的ですね。

近年のOmnisphereやNexus、Massiveなどのバキバキに音が立つプラグインとは対照的な、ぼんやりと辺りを照らすような暖かみのある音色。全部が全部前に出てくるようなサウンドだとMIXをまとめるのも大変ですが、この手の「後ろで鳴っていてほしいサウンド」で多層にレイヤーされたシンセサウンドに空間を作るのはなかなか効果的かも知れません。
最近の音源と比較すると少し地味にも聞こえますが、だからこそこのユニークな音源は価値があるのでしょう。

こちらの音源は店頭でもお試し頂けますので、気になった方は是非遊びに来ていただければと思います!

ご購入は以下ショッピングサイトからどうぞ!

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■公式サイト:
https://www.uvi.net/jp/vintage-corner/px-apollo.html

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