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エンジニア視点で聞いてみた!「Chandler Limited/TG mic&REDD mic」

エンジニア視点で聞いてみた!「Chandler Limited/TG mic&REDD mic」
みなさんこんにちは!今回は英国Abbey Road Studios(アビイ・ロード・スタジオ)と、独自のアナログサウンドを提供する米国Chandler Limitedの共同開発から生まれた、TG MICROPHONEとREDD MICROPHONEのレビューしていきたいと思います!
普段はアウトボードの印象が深いChandler Limitedですが、この2製品も期待を裏切らない素晴らしいマイクでした。
早速レビューしていきましょう!
まずはTG Microphoneの外観チェック!

外観から見ていくと、Neumann,/U47に通じる非常にトラディショナルな形状をしており、それでいて本体のカラーリングと相まって電源ON時に赤く光るグリル部分がカッコいいです。
個人的にマイクの外観はプレイするミュージシャン、ボーカリストのテンションを盛り上げる大切な部分だと思うので、このような演出(?)はとってもグッときます(笑)

本体正面の左下にはLOWCUT(90Hz,50Hz)と右下には「デュアルトーン・システム」と呼ばれる本機のキャラクターを2種類選べるスイッチが並びます。
2つ音のキャラが選べるだけ通常のマイクと違うのでで迷ってしまいそうですが、「systemA」はChandlerの得意とするリッチな倍音を含んだネオビンテージとも呼べるサウンドを提供し、「systemB」はクリーンでフラットなサウンドに、レベルも-6db低く変化します。
こちらのモードは主に楽器などの大音量ソースにも対応できるようになっているようです。
そして本体背面部のロータリースイッチが「EMIテープイコライザー」と呼ばれる機能でビンテージのEMI コンソールに組み込まれていたNAB/IEC テープイコライザーの回路を利用した機能という事ですが、特別に難しい事は全く無く、実際の作業では好みのサウンドにカチカチと合わせるだけのお手軽操作なので積極的に使っていきたい機能です。

両サイド部分に-10dB PADスイッチ、指向性切替(オムニ、カーディオイド)を装備しています。
続いてREDD MICROPHONEの外観もチェック!

次にREDD MICROPHONEも見てみましょう。こちらはなんとマイクプリを内蔵した他のマイクにはない製品です。ですが、奇をてらったところは全く無く、どちらかといえばTGMICのほうがモダンな雰囲気なのに対し、REDD MICROPHONEはトラディショナルな外観をベースにしつつ、品のある外観をしています。競合する近い価格帯のマイクと比べても決して見劣りすることはありません。この先10年20年と使用しても決して衰えないであろう、往年のマイクのような「凄み」すら感じます。

上部左には-10dbPADスイッチ、右側にはカーディオイド選択のツマミが並びます。

正面下の左側には本機のキャラクターを変更させる、TYPEスイッチ、「NORM」「DRIVE」の2通りの変更が可能です。
右側には位相変更、

そして背面下部にはマイクプリのゲインスイッチが並びます。
勿論外部マイクプリの使用も可能なのでその場合ゲインは+4に合わせます。なお、このマイクプリはスルーは出来ない仕様で、普通に考えるとマイクプリからマイクプリにつなげるの?と思ってしまいますが、本機の場合全く問題ないとの事。ご心配の皆様、ご安心ください(笑)気になる内蔵プリアンプはかつてAbbey Road Studiosに存在したREDD真空管コンソールの『REDD.47プリアンプ』によるもの。外部マイクプリとのコンビネーションも可能なので、音作りの幅広さも本機のアピールポイントのひとつです。

次に電源ユニットに目を向けるとこちらにはアウトプットツマミが。マイクプリを上げ目にしてアウトでレベルを絞る、なんて芸当も本機1台で可能です。またノブを引っ張ることにより、ローカット機能を有効にできます。
いよいよサウンドをチェック!
試聴機材
■DAW:Cubase10
■オーディオI/O:UR22c
素材は
●アコースティック・ギター
●ボーカル
と収録させて頂きました。
いかがでしょうか?
TGMicrophoneはソリッドでありながら、倍音をコントロールでき、ソースを選ばない印象です。ボーカルは勿論ですが、PADも内蔵している為、ギター・ベースの弦楽器やドラムなどの積極的に使用することができます。この手のポジションはNeumann/87AiやAKG/C414以外での有力な選択肢となりえる実力だと思います。
REDD MICROPHONEはどのモードにしても非常にリッチなサウンドでボーカルやストリングスなどの有力な選択肢となるでしょう。特にDRIVEモードは名前から連想させる(?)過激な印象は全くなく、存在感のあるきらびやかな解像度の音質に変化します。個人的にもこの音質だけでも「買い」と言えるほどのイチオシのモードでした。
特にDRIVEモードは名前から連想させる(?)過激な印象は全くなく、存在感のあるきらびやかな解像度の音質に変化します。
個人的にもこの音質だけでも「買い」と言えるほどのイチオシのモードでした。
総評
個人的にも唯一無二の独特の質感を持つChandler Limitedの2本マイクをレビューさせて頂きましたが、
値段の差があれど、コンセプトに違いがある為TGMicrophoneが廉価版のような印象は全くありません。
購入予算さえ許せば、TGMicrophoneをステレオであらゆる楽器に対応しつつ、
REDD MICROPHONEで質感高いボーカルを録る。そんな妄想を久々に掻き立ててくれるマイクでした。
どちらも店頭にてご試聴頂けますのでぜひご来店ください!
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