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試してみた!Ivory II Studio Grands レビュー&旧シリーズ比較

話題の製品を実際に使ってみたらこうだった!今回は、高品位ピアノ音源のド定番「Synthogy/Ivory II」シリーズより、「Studio Grand」をレビュー!
「実際、Grand Pianosと比較して何が違うの?」「Steinway Model Bとか、Bösendorfer 225って何?」という方に向けて、元となったピアノのご紹介も含めてレビューします!

【前置き】Ivory II Studio Grand 製品概要

最新作Studio Grandはその名の通り、大規模なコンサートホールでよく使用されるフルコン(フルコンサート・グランド)ではなく、いわゆる「セミコン(セミ・コンサート・グランド)」を収録したライブラリです。小~中規模のホールやサロン、スタジオ等で頻繁に見かけるような、フルコンよりも少し奥行きが短く、そして家庭用のピアノよりも長いサイズのピアノです。
今回は、Steinway社とBösendorfer社の2機種が収録されています。

Steinway・Bösendorfer フルコン&セミコン比較

旧作「Grand Pianos」に収録されていた同社のフルコン
・Steinway Model D:奥行き274cm。ホールで最もよく見る機種がこのModel D。
http://www.steinway.co.jp/pianos/steinway/grand/model-d

・Bösendorfer Model 290 “Imperial”:奥行き290cm。音域が下に伸びて全96鍵から成る、まさに「皇帝」。
https://www.boesendorfer.com/ja/pianos/pianos/Concert-Grand-290-Imperial

新作「Studio Grand」で収録された同社のセミコン
・Steinway Model B:奥行き211cm。「完璧なピアノ」と呼ばれるバランスの良いモデル。
http://www.steinway.co.jp/pianos/steinway/grand/model-b

・Bösendorfer Model 225:奥行き225cm。やはり音域が下に拡張されており、全92鍵から構成。
http://boesendorfer.jp/products/standard/model225.html

関連記事
話題の製品を実際に使ってみたらこうだった!ピアノ音源 一挙比較!
https://rpm.miyaji.co.jp/review/normal/2369/

ご好評頂いている上記ブログのMIDIデータを用いて比較しています。

Ivory II Grand Pianosのレビューは上記ブログにて!

サウンド試聴!

いかがでしょうか?いずれのサウンドも、今までのIvoryとはひと味違う、非常に優しく豊かなサウンドではないかと思います。

環境
DAW:Apple / Logic Pro X
鍵盤:YAMAHA / YUS3(MIDI I/O付きの生アップライトピアノ)
楽曲:F.ショパン作曲 / 25の練習曲 Op10-9「革命」

Ivory Steinway Model D(Grand Pianos) vs Model B(Studio Grand)

最初に余談を挟みますが、この比較にあたって「Steinway Model D, Model B どちらの実機も弾いたことがある」というピアニストに話を伺ってみました。「Model Dは、全体の鳴りが大きく広がるゴージャスなサウンドが特徴。打鍵のアタックがダイレクトにサウンドに反映されるため、繊細な表現も全て受け止めてくれる。Model Bは Dよりもすっきりとした鳴り。打鍵の感触は心地よくサウンドに影響し、バランスの良い聴感にまとまってくれる。」と、ピアニストは語っています。

IvoryのSteinway Model D、Model B、まさに実機のイメージがそのまま反映されている。そう私は感じました。従来のModel Dのライブラリで表現できるキラキラとしたきめ細かやかなサウンドとは反対に、今回のModel Bはとっても優しくメロウで、空間全体を包み込んでくれるような鳴りをしてくれます。

 

Ivory Bösendorfer Model 290(Grand Pianos) vs Model 225(Studio Grand)

私は個人でIvory Grand Pianosを所持しているのですが、中でもBösendorfer Model 290のサウンドが大好きで大好きで、パラパラ弾く時はいつも決まって290のサンプルを使用しています。

今回追加されたModel 225、こちらも290と印象は真逆!ですが、ベーゼンらしさは変わらない!実機のコンセプト通り、セミコンが映える中規模ホール~サロンに適した印象の優しいサウンドがしっかりと収録されていました。290・225共に、「低音:豊かで深く、余裕のある鳴り」「高音:煌びやかだが尖りすぎず、しっかりと粒が立ってくれる」という点については共通しています。全体的には、290のほうがエッヂが立ったシャープなサウンドなのに対して、225は、厚みのある芯をまろやかな輪郭が包み込んでくれるような感触です。225はリリースが長すぎず非常にバランスが良いため、弾いていて気持ち良く、優しい音色なのにすっきりとまとまってくれることが特徴だと感じます。

 

Studio Grand 収録、Steinway Model B, Bösendorfer 225 まとめ

ベロシティレイヤーが増加
Ivoryのピアノ全てに言えることなのですが、ピアノタッチのMIDI鍵盤で弾いた時の、実機さながらの「吸い付き感」がすごいんです。今回のStudio Grandでは、ベロシティレイヤーが従来の18から24に増えたことで、より繊細なタッチもしっかりと表現されるよう進化したと思います。弾いていて全く違和感がありません。

 

ベタ打ちでも、より綺麗
ピアノ音源にありがちの「ベロシティ100以上で弾いた時のベチャベチャ感」が、Ivoryシリーズには無いんですよね。ピアノを弾かずベタで打ち込んだMIDIも、割と綺麗にまとまってくれちゃう=上手く聞こえるのがIvoryの特徴です。
今回のStudio Grand収録のサンプル、それがより顕著です。フォルテシモでガンガン鳴らしても、優しく美しいサウンドを維持しつつ圧がしっかりと上がってくれるので、「上手な人が弾いたフォルテシモ」を鉛筆ツールで再現できてしまう魔法のライブラリだなと思います。
正直、相当すごいです。どう打ち込んでもめっちゃ綺麗です。びっくりしました。ピアノを弾くのが苦手な人こそ、Studio Grandを導入すべきだと思います。

結局どっちを買えば良いの?

ピアノ1本でクラシカルなことをするなら、従来のGrand Pianosのほうが良いのかもしれません。しかし、例えば優しいバラードの弾き語りだったり、オケの中に混ぜるようなピアノの場合は、きっとStudio Grandsのほうが馴染みが良いんだろうな…という印象です。
ざっくり「キラキラ浮き立たせたいか」「優しくまとめたいか」で選んであげると良いのかと思います。

今まで、他のメーカーのサンプルも含めて、優しめなサウンドでここまで表現力がついてきてくれるライブラリって、あまり無かったかと思います。VI Labs / True Keys:German Grandくらいでしょうか?
キラキラしたピアノだけではなく、優しいピアノを探している方。サンプリング音源で、より弾き心地の良いピアノを探している方。ぜひ、この新しいStudio Grandをご検討ください。

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■メーカーサイト
https://www.minet.jp/brand/synthogy/ivory-2-studio-grands/

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