Erica Synths Pico Input ~音を大きくしよう!~

3HPのコンパクトなモジュールで人気のあるErica Synths。

今回の製品紹介はシンプルで硬派!!音を大きくするというシンプルな「Erica Synths Pico Input」です。

Pico Inputは外部のシンセサイザーやスマートフォン等をモジュラーシンセに入力する際に大変便利です。

なにが便利か?

モジュラーシンセの音声信号はとても音量が大きくLEDが光るほどの電圧・電流がでています。
ラインレベルと比較すると10倍以上の音量がでています。

そのため例えばドラムマシンの音をモジュラーシンセのミキサーでミックスしようとすると音量差がありすぎてバランスが取りにくく、多くの人は単体のミキサーでモジュラーシンセとは別にチャンネルを立ち上げています。

そんな時Pico Inputにラインレベルの信号を入力してあげると、ラインレベルの信号がモジュラーシンセレベルに増幅されVCOモジュール等と対等に戦える音量になります。

簡単に言うと音量が大きくなる!それだけです。
クリップ時のインジケーターLEDも装備しているのでPico Input内のGainの調節も簡単です。

大きくした音の使い道

音を大きくするというのはミックス時のバランスを整えるだけではありません。
フィルターモジュールにmp3プレイヤー内の音楽を入力してDJの用にエフェクター的にモジュラーを使用するときにも最適です。
音量が小さいままフィルターへオーディオを入力してもフィルターを掛けることができますが、フィルターの掛かりが弱くなるのとラインレベルで充分な音量に上げるとフィルターが発振した時にスピーカーを飛ばせるほどの大音量が鳴り音響機器にダメージを与える可能性があります。

これもPico Inputで音量を上げてVCOと同等の音量にしてあげれば、普通にフィルターをパッチングするのと同じような感覚で操作ができます。

2つの入出力チャンネルと内部結線

Pico_INPUT_1

Pico Inputのパネルを見るとL/RのIn/Outが書かれています。
モノラル2系統を増幅できるのはもちろん、LインプットはステレオミニフォンジャックとなっているのでミニTRSケーブルでステレオ信号をLインプットに入力すればL/Rのアウトプットからステレオでオーディオを出力します。

サンプラー系のモジュールも音量が低いことがあるのでその音量アップや、フィルターの出力を入力してわざとクリップさせるなど音をただデカくするだけですがあるとなにかと便利ですのでおすすめです。

日本語マニュアルはこちらから参照可能です。
https://www.ericasynths.lv/media/pico_input_manual_jp.pdf

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Erica Synths/Pico Input


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